これが、くしゃみすれば光を発し、 その目はあけぼののまぶたに似ている。
その明けの星は暗くなるように。 光を望んでも、得られないように。 また、あけぼののまぶたを見ることのないように。
そのかしらと髪の毛とは、雪のように白い羊毛に似て真白であり、目は燃える炎のようであった。
互に相連なり、 固く着いて離すことができない。
その口からは、たいまつが燃えいで、 火花をいだす。